絹の舞

足柄刺繍 上田菊明作品集 絹の舞

足柄刺繍として25年に亘る制作活動の中から代表作40点を収録した初作品集

A4・48ページ(40作品収録)
価格:2,160円(税込)送料:160円

小田原市内では、平井書店、伊勢治書店で販売中

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額装し積み上げられた作品

足柄刺繍 上田菊明 6

━ 工芸と芸術の境目があるとしたらどういうところでしょうか?
 境目って、難しくってそんな大それたことはいえないんだけど、工芸って手仕事で一部機械も入りますけど、用と美を兼ね備えた美術的価値のあるもので、芸術となるとその人独特のもので、人の目に留まって何百年と持つようなものを芸術だと思ってますけどね。夢のような話なんですけど、私の作品も何年か経って私がいなくなったあと、人が見て心に残るような作品だと思ってもらえれば、後世に残るんじゃないかと、そのようなことを夢見ながらやってますけど。芸術かどうかは見た人が評価することであって私はそのつもりでやってます。
━ 今後の活動は?
 夢みたいな話ですが、後世に残したいと思ってやってますけど、思うだけでさっきもいったように周りの人に私の作品を見ていただいて、これは残した方がいいとか評価するのはみなさんの決めることで、わたしはただそう思ってやっているだけです。ただ、販売するわけではないんで発表する場がなかなか無くてそれが問題なんですけど。
━ 後継者についてはどのようにお考えですか?
 「繍の会」で生徒はいますけどね。後継者は今のところ大変で、材料とか染色とか図案とか考えると私自身も歳になりましたので、もう遅いんじゃないかと思うような始末で、技術だけだと3年から5年やれば随分上手になるんですけど、この仕事は材料を一から目で見て仕入れてこなきゃいけないし、人に見てもらうものですからありふれた絵じゃつまらないし、また人も評価してくれませんから、独学でも勉強して人のやらないようなものを創ってとなると、30年も40年もかかってしまうんですよね。糸と会話しながらやってるんですよ。糸自体は生き物で、そのことは生徒にもよくいうんです。だから長く持つんですよ、息してるから。素人にはわからないんですけど、着物なんかでもよそに出して返ってくると、ボソボソに糸が風邪引いちゃってるんですけど、またタンスにしまっとくと収まってくるんですよ。糸を刺してても表と裏があるんですよ。慣れると表が見えてくるんですけどね。10年ぐらいやってないと表が出てこないんじゃないかなあ、そういうもんなんですよ。それから針使い糸使いっていうのもあるんですよ。器用不器用もあるんですけど、今まで100人以上教えましたけど、後継者といえるには絵が描けて糸が染められて、生徒の前で色取りや刺し方をひらめかないと駄目ですね。

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